渡辺洋一写真展「雪森」スタート!
昨日、12月19日より渡辺洋一写真展「雪森」が、南魚沼市トミオカホワイト美術館にて始まりました。大寒波に見舞われた南魚沼は一面真っ白の雪景色で、まさに雪の白の美に取り憑かれた洋画家・富岡惣一郎の世界そのもの。
「雪国で生まれた作品は雪国に還す」という富岡惣一郎の思いで、八海山麓に建てられたトミオカホワイト美術館は開館30周年を迎え、本展は、富岡惣一郎と渡辺洋一の作品を同時に鑑賞できる特別展となります。
渡辺は2020年2月に出版された写真集『雪森』から、国内各地の冬の森を記録した作品を展示。その対面には富岡惣一郎氏の雪国巡礼の中で生まれた『白の世界』から北海道の風景を中心に展示。
雪に魅了され、自然への敬愛を抱く二人の作家。写真と絵画という表現方法は異なれど、圧倒的な自然の美、白が作り出す情緒はどこか共通するものがあるように思えます。
初めてスキーをしたのは六日町だという渡辺洋一。富岡惣一郎さんのファンでもあり、富岡氏に導かれるようにトミオカホワイト美術館から企画展の誘いが届きました。数々の写真展を開催してきた渡辺の作品も、このサイズでの展示は初めてのこと。スキーを通して世界の雪山を巡り、改めて気づく日本の自然の豊かさ。スキーをしていたら誰でも目にしているような風景や、雪国に当たり前にある光景も、永続的に続くかわからない。渡辺は写真作品を通して、豊かな雪森が残る未来を想い描きます。
写真集『雪森』とともにじっくりと鑑賞できる空間。
ミュージアムショップでは写真集『雪森』の他、Stuben Magazineも全巻お求めいただけます。Stuben Magazine03のカバーは富岡惣一郎さんの作品。巻頭の南魚沼特集で富岡氏の紹介記事も収録していますので、合わせてお楽しみ下さい。
開館30周年記念 特別展 渡辺洋一写真展「雪森」
会期:2020年12月19日(土)~2021年1月31日(日)
10:00~17:00 *毎週水曜、年末年始(12/29~1/3)休館
会場:南魚沼市トミオカホワイト美術館
新潟県南魚沼市上薬師堂142
TEL.025-775-3646
アーティストトーク
2021年1月16日 15〜16時
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